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システム制御情報学会セミナー2014
「広がるセンサ ~Trillion Sensors,医療から農業・畜産まで~」

期日:

2014年12月10日(水)10:30~17:00

会場:

京都テルサ 会議室D
住所:京都市南区東九条下殿田町70番地

JR京都駅(八条口西口)より南へ徒歩約15分

近鉄東寺駅より東へ徒歩約5分

地下鉄九条駅4番出口より西へ徒歩約5分

電話: 075-692-3400

FAX: 075-692-3402

HP: http://www.kyoto-terrsa.or.jp/

 

主催:

システム制御情報学会

協賛(予定):

医用画像情報学会,計測自動制御学会,自動車技術会,情報処理学会,人工知能学会,精密工学会,センシング技術応用研究会,電気学会,電子情報通信学会,日本機械学会,日本経営工学会,日本航空宇宙学会,日本生体医工学会,日本知能情報ファジィ学会,日本データベース学会,日本鉄鋼協会,日本人間工学会,日本フルードパワーシステム学会,日本リモートセンシング学会,日本ロボット学会,日本ロボット工業会,人間情報学会,バイオメディカル・ファジィ・システム学会,ヒューマンインタフェース学会,IEEE Kansai Section,電子情報技術産業協会,日本医療情報学会,関西医療情報懇談会

主旨:

 センサは古くから使用されてきた電子デバイスですが,MEMS(Micro Electro Mechanical Sytems:微小電気機械システム)技術の発展にともない,これまでに考えられなかった用途・場所での利用も増えてきています。たとえばスマートフォンやタブレット,ゲーム機など,携帯デバイスにとっても無くてはならない存在です。また最近注目されているビッグデータでも,データ収集には多くのMEMSセンサシステムが活用されており,センサの微小・低消費電力・低価格化の進歩が多くの分野の研究を支えています。このように,あらゆる所にセンサが配置されネットワークに接続される「IoT: Internet of Things」や, 毎年一兆個のセンサが消費・活用される「Trillion Sensors」など新しい潮流も生まれ,エレクトロニクス分野以外でのセンサ応用も期待されています。  本セミナーでは,1) Trillion Sensorsなどの最新動向とそれを支えるMEMS技術の現状,新たなセンサ応用分野として注目されている2)医工分野,3)農業・畜産分野について,最前線で活躍されている3名の講師の先生方にご講演いただきます。本セミナーはセンサやMEMSの研究者のみならず,ビッグデータ,センサネットワークなどあらゆるセンシングにもとづくビジネスに従事されている方々に最新の知識や技術を紹介できると考えています。

プログラム:

10:30~12:00
 Trillion Sensorsの目指す世界とMEMSの役割
 SPPテクノロジーズ(株) エグゼキュティブシニアアドバイザー戦略会議議長
 神永 晋(かみなが すすむ)氏

12:00~13:30 昼食休憩

13:30~15:00
 医療・健康科学のためのDaily Human Monitoring 用バイオセンサ
 東京医科歯科大学 教授
 三林 浩二(みつばやし こうじ)氏

15:00~15:15 休憩

15:15~16:45
 農業・畜産分野へのセンサ・MEMS技術とその応用事例
 豊橋技術科学大学 教授
 澤田 和明(さわだ かずあき)氏      

定員:

先着60名(変動の可能性あり)

聴講料(いずれも資料1部を含む):

会員(協賛学協会会員・事業維持会員を含む) 12,000円, 学生 3,000円, 非会員 18,000円

申込方法:

https://www.iscie.or.jp/regist/registration-s14.php からお申し込みください.

問い合わせ先:

〒671-2280 姫路市書写2167

公立大学法人 兵庫県立大学 大学院工学研究科電気系工学専攻

藤田 孝之 (Takayuki FUJITA, PhD)

TEL, FAX: 079-267-4882

Email: fujita@eng.u-hyogo.ac.jp(メールアドレス表示について

 

講演概要

「Trillion Sensorsの目指す世界とMEMSの役割」

SPPテクノロジーズ(株) エグゼキュティブシニアアドバイザー戦略会議議長 神永 晋(かみなが すすむ)氏

Trillion Sensorsプロジェクトが昨年米国を起点としてスタート,10年後の2023年に1兆個のセンサを使用する社会Trillion Sensors Universeの実現を目指している。その背景にある,Abundanceの実現により地球規模の課題を解決できるという提言に基づき,Trillion Sensors Summitが昨年来,米日欧と相次いで開催され,ロードマップ作成の作業とともに,その実行のためのサプライチェーン構築が進められている。その主要な役割を担うMEMSの発展経緯を,シリコン深掘り技術に代表されるMEMS固有の微細加工技術を中心に検証するとともに,今後のMEMSの可能性を探り,国内の新産業創生とともにTrillion Sensorsを中心とする世界の動きへの貢献の道を議論する。

「医療・健康科学のためのDaily Human Monitoring 用バイオセンサ」

東京医科歯科大学 教授 三林 浩二(みつばやし こうじ)氏

日本では60歳以上の高齢者の人口に占める割合が,今後10年程で30%に達すると推定されており,医療システムが大きな転換期を向えつつある。また健康な労働人口の確保が必要であり,医療と経済活動の観点において,疾病の早期発見および根治,生活習慣病(合併症)の抑制が求められる。本講演では,ソフトデバイス技術を用いることで,日常生活での利用を可能とするバイオセンサ(ソフトコンタクトレンズ型グルコースセンサ等)や,疾病や代謝低下に伴い発する生体ガスを,高感度に検出そして可視化を行うバイオスニファ(生化学式ガスセンサ)を解説する。また持続的利用が可能な将来の医療機器を目指し,センサ技術を利用し開発した「人工すい臓(血糖駆動よる薬物放出)モデル」についても紹介する。

「農業・畜産分野へのセンサ・MEMS技術とその応用事例」

豊橋技術科学大学 教授 澤田 和明(さわだ かずあき)氏

これまで,勘と経験をたよりに営まれてきた,農業畜産分野において,そのデータを可視化し,生産性が高いばかりでなく,より安心できる生産物を生産することにIoT技術を活用する動きが活発化している。しかしながら,IoTの情報の入り口であるセンサ・MEMSデバイスは現状では大型・高価であり,農業・畜産分野に浸透できるポテンシャルにない。これまで我々は,気温,日射,湿度などの地上部の情報に加え,地下部である培地内の地温,電気伝導度(イオン濃度),pHをモニタリングしたいという要望に応え,我々はミリ単位の小型なチップ内に複数種類のセンサを搭載したマルチモーダルセンサを提案し,開発を行っている。本報告では,センサの開発だけではなく,実際の応用事例も紹介する。

 

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