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システム制御情報学会セミナー2015
「身近な巨大システムの安全・安心テクノロジー」

期日:

2015年11月13日(金)10:30~16:15

会場:

京都テルサ 東館2F 視聴覚研修室
住所:京都市南区東九条下殿田町70番地

JR京都駅(八条口西口)より南へ徒歩約15分

近鉄東寺駅より東へ徒歩約5分

地下鉄九条駅4番出口より西へ徒歩約5分

電話: 075-692-3400

FAX: 075-692-3402

HP: http://www.kyoto-terrsa.or.jp/

 

主催:

システム制御情報学会

協賛(予定):

IEEE Control Systems Society Kansai Chapter,Society for Information Display 日本支部,日本シミュレーション学会,情報処理学会,日本計算工学会,高分子学会,日本化学会,化学工学会, 応用物理学会,電気学会,日本ロボット学会,日本機械学会,電子情報通信学会,人工知能学会,日本知能情報ファジイ学会,日本感性工学会,日本人間工学会,日本認知科学会,ヒューマンインタフェース学会,センシング技術応用研究会,土木学会,日本建築学会,安全工学会,地域安全学会,日本航空宇宙学会,日本材料学会,日本信頼性学会,計測自動制御学会

主旨:

 東日本大震災以降,安全・安心への関心が急速に高まっています.今後30年以内に首都直下地震や海溝型巨大地震が高い確率で発生するといわれている中で,安全で安心できる生活空間を創造し維持することが重要とされています.近年の生活空間の特徴としては,都市に人口が集中する中で,超高層ビルや大深度の地下空間への需要が高まっていると同時に,都市間の鉄道による移動も毎日の生活の一部として重要な生活空間となっています.
 本セミナーでは,これらの身近な巨大システム(超高層ビル,地下空間,鉄道)における安全・安心テクノロジーに焦点をあて,ロボット技術や様々なセンサで取得したビッグデータの活用など,設計・施工・維持管理における最新の安全・安心テクノロジーを紹介していただきます.具体的には,1) 超高層ビル「あべのハルカス」における,巨大地震や台風に耐えうる安全・安心(理想的)なデザイン,2) アジアとヨーロッパを結ぶ地下空間「ボスポラス海峡横断鉄道トンネル」における,ロボットなどを活用した安全・安心な情報化施工技術,3) 各種センサから取得したビッグデータを活用した,安全・安心な鉄道を維持していくための「スマートメンテナンス技術」について,紹介していただきます.
 土木・建築関係の研究者のみならず,ビッグデータ,センサネットワーク,リスクアセスメントなどに関連したビジネスに従事されている方々に,実際に使われている最新の安全・安心テクノロジーを紹介できるものと考えています.

プログラム:

10:30~12:00
 あべのハルカス-安全・安心のデザイン-
 (株)竹中工務店
 平川 恭章(ひらかわ きよあき)氏

12:00~13:00 昼食休憩

13:00~14:30
 アジアとヨーロッパを結ぶ海底トンネルプロジェクト-情報化施工によるリスク回避技術-
 大成建設(株)
 小山 文男(こやま ふみお)氏

14:30~14:45 休憩

14:45~16:15
 鉄道におけるICTを活用したメンテナンスの革新-スマートメンテナンスの実現に向けて-
 東日本旅客鉄道(株)
 横山 淳(よこやま あつし)氏      

定員:

先着60名

聴講料:

会員(協賛学協会会員・事業維持会員を含む) 12,000円, 学生 3,000円, 非会員 18,000円

申込方法:

11月6日(金)までに,下記学会サイトからお申し込みください.

https://www.iscie.or.jp/regist/registration-s15.php

聴講料のお支払い:

次のいずれかの方法で11月6日(金)までにお済ませ下さい.なお,振替・振込の手数料はご負担をお願いいたします.

銀行振込: (三菱東京UFJ銀行 聖護院支店 普通預金口座 No. 3610915 口座名義:システム制御情報学会)

郵便振替: (口座番号:01020-0-650  加入者名:システム制御情報学会)
      ※振替用紙1枚につき1名の聴講料をご送金下さい.

※領収書は当日会場でお渡しさせていただきます.領収書宛名の指定等ございましたら,申込の際に「連絡事項」欄に入力願います.

問い合わせ先:

〒569-1095 高槻市霊仙寺町2-1-1

関西大学 総合情報学部

広兼 道幸 (Michiyuki Hirokane)

TEL, FAX: 072-690-2402

Email: hirokane-at-res.kutc.kansai-u.ac.jp(-at-を@に置き換えてください.メールアドレス表示について

 

講演概要

「あべのハルカス-安全・安心のデザイン-」

(株)竹中工務店 平川 恭章(ひらかわ きよあき)氏

 日本は世界でも際立って,地震や風などの外力が大きな地域である.あべのハルカスの設計は東北地方太平洋沖地震以前の2006年にスタートしたが,建物の重要度や周辺への影響度から,当初から想定外のレベルの巨大地震や台風に対しても詳細な検討を行い,設計に反映させてきた.地震センサで所得した加速度データを用いて建物の揺れを再現し,部材の損傷度を確認する方法や被害補修方法をあらかじめ検討することで,理想的な「かたち(優れた空力特性)・かこう(イノベーティブな架構計画)・きこう(効率的なエネルギー吸収機構)」を追及し,安全で安心な超高層建物とすることができた.この安全・安心な設計技術についてご紹介します.

「アジアとヨーロッパを結ぶ海底トンネルプロジェクト-情報化施工によるリスク回避技術-」

大成建設(株) 小山 文男(こやま ふみお)氏

 トルコ・イスタンブールでの慢性的な交通渋滞の緩和を目的として,アジアとヨーロッパを結ぶボスポラス海峡横断鉄道トンネルの建設が進められた.総延長13.6㎞の鉄道の内,海峡部1.4㎞区間は沈埋トンネル工法で建設された.この海底トンネル工事は世界最深の施工水深60m,急潮流などの過酷な自然・施工環境を克服するため,ICTを活用した潮流予測システム,上下逆に流れる海流下での沈埋函の設置方法,基礎地盤を平坦に敷き均すための水中均しロボットなど,革新的な施工方法を開発・適用して無事工事を完成させることができた.また,工事海域は,輻輳した船舶往来のため,世界でも有数の海上交通の難所として知られている.工事では,航行船舶の操船ミスや機械の故障確率を基にモンテカルロシミュレーションによるリスクアセスメントを実施し,安全対策を実施することによるリスクの低減策の定量化も試みた.この安全・安心な情報化施工技術についてご紹介します.

「鉄道におけるICTを活用したメンテナンスの革新-スマートメンテナンスの実現に向けて-」

東日本旅客鉄道(株) 横山 淳(よこやま あつし)氏

 JR東日本では,鉄道設備のメンテナンスにおいて21世紀型のイノベーションとしてスマートメンテナンス構想を提唱するとともに,近年急速に発展しているICT技術を使った鉄道メンテナンスの研究開発に取り組んでいます.この構想はメンテナンスの哲学の大きな変更とも言え,これを実現することによりこれまでと比較してはるかに合理的なメンテナンスが可能になります.本講演では,これまでのICT技術,そしてビッグデータを活用し,メンテナンスの仕組みをTime Based MaintenanceからCondition Based Maintenanceへシステムチェンジすることにより,インフラ資産のパフォーマンスを最大にし,メンテナンス業務を最適化する「スマートメンテナンス」の取り組みについてご紹介します.

 

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