システム制御情報学会セミナー2019

次世代ヘルスケアを支える情報システム

期日
2019年11月15日(金)10:30~16:30
会場
大阪大学中之島センター(京阪中之島線 中之島駅 徒歩約5分,JR環状線 福島駅 徒歩約15分)

概要

主催

一般社団法人システム制御情報学会

協賛(依頼中を含む)

  • 計測自動制御学会
  • 人工知能学会
  • 情報処理学会
  • 電気学会
  • 進化計算学会
  • 日本医療情報学会
  • 日本知能情報ファジィ学会
  • 電子情報通信学会
  • 日本感性工学会
  • 日本人間工学会
  • ヒューマンインタフェース学会
  • 京都データサイエンス協会
  • IEEE Systems, Man, and Cybernetics Society Japan Chapter
  • IEEE Computational Intelligence Society Japan Chapter
  • IEEE Control Systems Society Kansai Chapter
  • IEEE Circuits and Systems (CAS) Society Kansai Chapter
  • IEEE Kansai Section

趣旨

膨大な医療情報の利活用を通じた健康維持やQOLの向上をはかる取り組みがはじまっています。本セミナーでは、EHR (ElectronicHealthRecord) やPHR (PersonalHealthRecord) による医療における情報連携、家庭での血圧測定を通じた生活習慣改善へのアプローチとともに、これからのデータ統合医学のための情報基盤についてご紹介いただきます。

定員

60名(先着順)

聴講料(消費税10%含む)

会員(協賛学協会会員・事業維持会員を含む)
12,000円(学生 2,000円)
非会員
18,000円(学生 4,000円)

申し込み

申込締切

2019年11月10日(日) 2019年11月14日(木) ※定員に達し次第締め切ります

申込方法

申込フォームからお申し込みください。

問い合わせ先

大阪大学 大学院情報科学研究科 畠中 利治
電子メール:

プログラム

11月15日(金)

10:30~12:00
EHR/PHRにより統合される健康・医療情報 糖尿病治療支援における活用事例
徳島大学病院 病院情報センター 玉木 悠 氏
13:10~14:40
オムロンヘルスケアが本気で目指す『脳心血管イベントゼロ』
オムロンヘルスケア㈱ 技術開発統轄部 宮川 健 氏
14:50~16:20
Social Hospital・Precision Medicineを支える情報基盤とその先
京都大学医学部附属病院 医療情報企画部 黒田 知宏 氏

講義概要

EHR/PHRにより統合される健康・医療情報 糖尿病治療支援における活用事例

講師

徳島大学病院 病院情報センター 玉木 悠 氏

概要

近年のウェブサービスの発展を見るに、情報を活用し価値を高めるには相互運用性の確保が重要である。しかし、健康・医療情報は施設間、医療者と患者間でシステムが分断されており、組織横断的な活用が遅れていた。徳島大学病院では、この課題を解決するEHR/PHRの研究開発を行ってきた。成果の一つとして、IoTで収集した自己測定データと医療機関の医療情報を統合して活用する電子糖尿病ダイアリーと、医療情報収集の基盤となるEHRの阿波あいネットを紹介する。

オムロンヘルスケアが本気で目指す『脳心血管イベントゼロ』

講師

オムロンヘルスケア㈱ 技術開発統轄部 宮川 健 氏

概要

オムロンヘルスケアでは循環器事業分野にて『脳心血管イベントゼロ』を目標とし、パーソナライズ血圧管理の実現を目指しています。このために、地元の大学、自治体、医師会と協力して、大規模なコホート研究を実施し、個人の生活習慣や気温と家庭血圧値のデータ取得を行い、その因果関係の解析を行っています。本講演では、これまでの研究成果と今後の展望をご紹介いたします。

Social Hospital・Precision Medicineを支える情報基盤とその先

講師

京都大学医学部附属病院 医療情報企画部 黒田 知宏 氏

概要

厚生労働省は2018年診療報酬改定で遠隔医療のあり方を整理して、医療が病院を飛びして社会全体に敷延するSocial Hospitalの扉を開き、2019年にはがんゲノムパネル検査を保険収載して、個人の病態に合わせた医療を提供するPrecision Medicineの扉を開いた。情報技術に支えられたこれらの新しい医療は、医療全体の有り様を大きく変えようとしている。本講義では、これらの新しい医療を支える情報システムの姿と、その先に見据えられている未来について概観する。

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